最近のインモールドの進展について
インモールド成形とは、あらかじめ印刷された箔を射出成形の金型内に挟み込んで射出することにより樹脂表面に転写する成形方法です。プラスチック製品のデザイン性や機能性の向上に効果的な技術として注目されてきました。
近年のインモールドの進展として、高品質化・高付加価値化やデジタル化や省資源化・環境対応が挙げられます。この成形法は、従来からデザイン性や機能性の向上に効果的な技術として注目されてきましたが、近年ではさらに高品質で高付加価値な製品を求める消費者のニーズが高まっていることから技術開発が進んでいます。メッキ調や鏡面仕上げや立体的なエンボス加工など、多様な表面加工に対応できる箔の開発や耐久性や耐熱性などの性能を向上させた成形材料の開発が行われてくるようになりました。この成形ではあらかじめ意匠が印刷されたフィルムを使用しますが、近年ではデジタル印刷技術の導入によりフィルムの印刷工程が簡略化され短納期での生産が可能になっています。デジタル印刷技術では、多色印刷や複雑なデザインの印刷にも対応できるため製品のデザイン性をさらに向上させることができます。2次加工が不要なため、材料の無駄を削減し環境負荷を低減することができる技術として注目されています。成形材料の開発においても、生分解性やリサイクル性に優れた材料の活用が進んできました。これらの進展により、インモールド成形はさまざまな面で進化していくことが期待されます。